住宅ローンを滞納したくない人におすすめの民事再生

住宅ローンの返済が困難になってきたので何とかしたいときにおすすめの解決方法が民事再生です。民事再生を利用すれば、減額した借金を3年かけて分割で返済していくことになり、住宅やマンションなどを保持したまま、借金を大幅に減らすことができます。ただし、住宅ローンを減額することはできないという点にだけは注意しましょう。民事再生を利用するには借金の総額が5000万円以下であること、毎月継続して収入を得られる見込みがある人、そして、放置しておけば借入金が返済不能となる危険がある人、という3つの条件を満たす必要があります。

小規模個人再生と給与所得者等再生

借り換え手続きを実施する際には諸費用が発生します。例としては、印紙税（契約書に貼付する印紙代）、事務手数料、抵当権抹消並びに設定費用、保証料などを挙げる事が出来ます。これらの諸費用を合算すると、かなりの高額になる可能性があるので、住宅ローンを比較検討する段階において、諸費用に関してもシミュレーションしておくべきでしょう。

住宅を失わない反面、一定期間借入れができなくなります

メリット

民事再生の一番大きなメリットは自宅を売らなくても手続きができることと、債権者の同意が得られやすいということです。家を売らずに借金を減額できることは債務者にはとてもメリットが大きく、また債権者側からしても、自己破産されて1円も回収できなくなるよりは、貸したお金を少しでも回収できる民事再生のほうがずっとましだからです。

デメリット

デメリットとしては、変動金利契約の場合には金利が上昇して従契約の返済額を上回る事態が生じ得ます。また固定金利契約の場合において、変動金利契約の場合のように低金利時の恩恵を受けられない事態が有り得ます。

一方民事再生のデメリットの代表的なものは、一定期間借り入れができなくなることです。これは民事再生に限らず他の債務整理でもいえることです。また、官報に掲載されてしまいますので、金融関係などで働いている人はプライバシーを侵害されることもあります。