定期借地権で交渉が難航⑤

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住宅金融会社のほうも、1,000万円まるまるではなく、少し譲歩してもらい950万円確保で折り合ってくれました。その辺のさじ加減が大事です。

話がまとまると、急いで不動産業者間の物件情報ネットワークに売物件として情報を流しました。売値は2,980万円、うち1,000万円は借地の保証金ですから、建物と借地権の権利の値段は1,980万円です。まもなく買い手が見つかりました。家は荒れていたとはいえ、大手ブランドの分譲物件であったことが幸いしたようです。

こうしてAさんは自宅を売却、残債が約730万円残ったものの、身軽になって、引っ越して行きました。