任意売却は不動産会社へ
依頼すべき理由

REASON

任意売却の依頼先は、
「弁護士・司法書士」「不動産会社」
大きくこの2つがあります。
弁護士および司法書士と不動産会社、それぞれにメリットとデメリットがあります。

弁護士・司法書士の場合

弁護士・司法書士は法的手続きの部分に関しては得意

任意売却に関するトラブルは多数報告されております。裁判所の特別送達の中にも、任意売却の業者と接触は控える旨の文書が記載されております。そもそも任意売却は通常の不動産取引の資格や知識・経験のほかに、民法・民事執行法・租税法・弁護士法・登記法・個人情報保護法等の知識と、あらゆるタイプの債権者や弁護士との取引経験が必要な大変難易度の高い取引です。従って会社の大小や年齢ではなく個人の能力の高さが任意売却の成否を決める業務ですので、有名な大手の会社だからといった理由で信頼することや携帯電話だけでしか連絡がつかない業者に依頼することは非常に危険ですので注意しなければなりません。
また、裁判所の「配当要求の期日公告」によって自宅に訪ねて来て「競売を取り下げさせる」「引越し費用を500,000円手元に残してやる」などと甘言を言って媒介契約を迫る業者や、「権利書を預からせて」などと迫る業者は非常に危険ですので絶対に近づかないようにしてください。
弁護士や司法書士等の法律家に任意売却を依頼するメリットとしては、法律の専門家であることから法的手続きの流れに関してはまさに専門分野なので、スムーズに進みやすいことが挙げられます。しかし、司法書士はできる業務の範囲が弁護士と比べて狭いので、場合によっては弁護士に相談すべきであるケースもあります。最終的に自己破産や競売を選択するしかなくなった場合には、弁護士や司法書士へ依頼するのが一番です。

弁護士・司法書士への依頼は費用がかかります

任意売却は、原則として債務者本人・債権者・不動産会社の三者のみで行われる手続きです。基本的に、任意売却で弁護士が登場することはありません。任意売却の手続き自体は、一般的な不動産売却と同じです。一般的な不動産売却で弁護士が登場しないのと同様、任意売却で弁護士が登場することもありません。弁護士が登場しない以上、任意売却で弁護士費用が掛かることもありません。
ただし、任意売却に伴って債務の整理をする必要がある方については、不動産会社と並行して弁護士のお世話になることもあります。
任意売却に伴って弁護士のお世話になる主な例は、「任意整理」「個人民事再生」「自己破産」の3種類です任意売却を弁護士や司法書士等の法律家に依頼するデメリットとしては、相談を行うごとに相談費用が発生することが挙げられます。
また、最初の時点で着手金を支払うため、途中で解任することが難しくなる点もあります。(解任は可能だが、先にお金を払ってしまっているためなかなか解任に踏み切れない。)
さらに法律家の場合は不動産会社に比べて、不動産に関する知識が少ないこともあり、安易に自己破産や競売をすすめてくることが多いです。仮に弁護士などに依頼して任意売却をすることになっても、結局別の不動産会社とも売買契約を結ぶ必要があり、その分費用がかさんでしまいます。それぞれの概要を確認しておきましょう。

不動産会社の場合

不動産会社は相談料が無料です

不動産会社で任意売却をするメリットには、相談料が無料であることが挙げられます。また、任意売却後は仲介手数料や司法書士への報酬は債権者負担となっているため、新たに持ち出し費用が発生しないことが挙げられます。
不動産会社の中には任意売却を専門としている会社もあります。その場合、金融機関との交渉のノウハウがあり、任意整理が相談できる弁護士・司法書士の紹介などにも対応してもらえる点がメリットです。
不動産会社に来店をする場合は、飛び込みで行くのではなく、なるべく事前に日時の予約をしておきましょう。予約方法は電話やメールに加えて、最近では、LINE、Facebook、Instagram等のSNSサービスでも可能な場合もあります。自分が日々の生活でよく使うサービスを使って連絡を取ってみましょう。予約を前もってしておけば、不動産会社の方々もまとまった時間を取って対応してくれる傾向があります。
また、予約連絡をする際に希望している条件を簡単にまとめて伝えることで、その条件にあった物件を当日いくつか提案してもらえるでしょう。任意売却の相談先として、大手や地元密着型などの一般的な不動産会社ではなく、任意売却の実績が豊富な不動産会社が適しています。

経験が無い不動産会社さえ選ばなければ問題なし

不動産会社に依頼するデメリットとしては、任意売却の経験がない業者だと法的手続きに戸惑うことがあるということです。
しかし、任意売却の豊富な実績がある不動産会社であれば、債権者の特徴を把握しており、こちらの希望どおりの金銭で売却してくれます。また、不動産会社では債権者との交渉の中で、任意売却後の残債務や引っ越し費用まで確保してくれるところもあります。
したがって、任意売却を検討する場合では法律家に依頼するよりも、不動産会社に依頼した方がメリットが大きいと言えます。
任意売却の実績が豊富な不動産会社を選ぶなど、相談先の見極めがとても重要となります。
まず第一に、不動産会社は市場動向や法的知識に精通しており、専門家の立場から的確なアドバイスを提供してくれます。物件の査定や適正価格の設定においては会社の経験豊富な専門家が的確な判断を下し、適正な条件での売却をサポートします。
また、不動産会社は効果的なマーケティング戦略を展開し、広告やプロモーションを通じて物件を広くアピールします。これにより、迅速な売却が可能となります。交渉においても会社が交渉スキルを活かし、最良の条件を引き出すことで買手と円滑な合意に至ります。
法的な手続きにおいても不動産会社は専門知識を有しており、契約書の作成や法的リスクの防止に役立ちます。これにより、法的なトラブルや問題を未然に防ぐことができます。
また、任意売却プロセスは複雑で時間がかかりますが、不動産会社の協力を得ることで手続き全般がスムーズに進行し、時間と労力を節約できます。プロのサポートがあれば物件の売却に関わる悩みやストレスを軽減し、迅速な成約を実現できます。
総じて、不動産会社に相談することは専門知識と経験を活かし、スムーズかつ効果的に不動産を売却するための有力な手段と言えます。
信頼性のある不動産会社を選び、綿密なコミュニケーションを図ることが成功の鍵となります。

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