良質な中古マンションを見分けるには④

≪「耐震診断」と「構造計算書の再検証」で判断できる≫
 最近の物件でも安心できないことが、2005年の構造計算書の偽装事件によって明らかになりました。
 バブル期の人手不足やその直後の不況期を経て、マンションの品質は安定し、構造や設備のグレードが高くなっていると思われていた時期なだけに、人々に大きなショックを与えました。
 全般的には近年の中古マンションは内容がよく、かと言って新築マンションよりは価格が下がっていますので、築浅物件はかなりお買い得であるといえるでしょう。

しかし、中には異常な低コスト化でこのような手抜きをする業者もいることがわかりました。建築年度だけでは判断しにくい状況です。
では、これからマンションの購入を予定している人はマンション購入に向けて、どのように対処したらいいのでしょうか?

最近のマンションでは「再検証」されていれば安心
 「耐震診断」と「構造計算書の再検証」が行われているかどうかが判断基準のポイントです。
 耐震診断を行ったかどうかは、売買契約前の重要事項説明書の記載事項になっています。

≪81年施行の新耐震基準以前のマンションの場合、耐震診断を受けており大丈夫というお墨付きが得られているか≫

診断の結果、耐震性が低いことが判明した場合、耐震改修を行ったか、または耐震改修の予定があるかを確認しましょう。
 新耐震以降のマンションの場合でも、耐震診断を受けているかを確認しましょう。診断を受けていない場合には、構造計算書の再検証を行ったかを確認しましょう。
 以上のことを確認できたら、耐震診断を受けていなくても新耐震基準の安全性を満たして設計された建物なので、一応安心できるといえるのではないでしょうか。