良質な中古マンションを見分けるには⑤

≪修繕積立金と修繕計画は必ずチェック≫
劣化を遅らせるのは適切なメンテナンス
 マンションは建てられた新築の時とともに劣化していくことは避けられない当然のことですが、同じ築年数なであればどれも同じように劣化しているわけではありません。

 メンテナンスが適切に行われているかどうかで、劣化の度合いは違ってきます。
それは見た目にもはっきりと表れますが、給排水管のように外からは見えないところもあります。

 また、今現在汚れやひび割れが目立っていてもすぎにメンテナンスを行う計画があるのであれば安心です。
 それをチェックするため購入検討中の物件の不動産会社の営業担当者に「長期修繕計画」を手配してもらって、見せてもらいましょう。

≪過去の修繕履歴を見て内容をチェック≫
 特に調べておきたいことは、建物自体の補修に関する部分です。

築10~15年で一度は外壁のひび割れなどの補修や塗装、タイルの補修等大規模修繕を行う必要があります。

築20年位のマンションで一度も大規模修繕を実施していないようであれば、問題ですので、修繕履歴で確認をして下さい。

また、日々の生活に大きく影響する給排水管のメンテナンスも要チェックです。築20年で一度もやっていないようであれば問題です。

≪将来の修繕計画も立てられているか≫
 将来計画もキチンと立ててあるか、修繕計画書を見て確認しておきましょう。今後20~25年位の長期修繕計画があり、5年ごと位に計画の見直しと策定が行われることになっているのが望ましいです。
 また、修繕計画表に内容の詳細がどれだけ書き込まれているかも見ておきましょう。

いつどのような修繕等をするのか、その費用はどれだけかかるのかが記載されているか確認しましょう。