リバースモーゲージは、主に高齢者を対象とした住宅を担保に資金を借り入れる仕組みです。
リバースモーゲージは、通常の住宅ローンとは逆に、年齢を重ねるごとに返済が少なくなるのではなく、借り入れ金額が増えていきます。
以下にリバースモーゲージの基本的な仕組みやメリット、デメリットについて説明します。
リバースモーゲージの仕組み
- 対象者:
- 主に60歳以上の高齢者が対象です。
- 担保:
- 自宅を担保に金融機関から融資を受けます。自宅の評価額に応じて融資額が決まります。
- 融資形態:
- 一時金や定期的な年金形式(毎月一定額)で受け取ることができます。
- 返済:
- 原則として契約者が亡くなった後、担保となっている自宅を売却して一括返済します。契約者が生きている間は、元金の返済は不要です。
メリット
- 住み続けられる:
- 自宅に住み続けながら資金を得ることができます。
- 年金補填:
- 年金だけでは足りない生活費や医療費の補填に使うことができます。
- 柔軟な使途:
- 借り入れた資金の使途は自由で、旅行やリフォーム、趣味の活動などにも使えます。
デメリット
- 高金利の可能性:
- 通常の住宅ローンに比べて金利が高めに設定されていることが多いです。
- 担保の減少:
- 借り入れ金額が増えるため、担保となる自宅の価値が減少します。相続する場合、遺族が自宅を失うリスクがあります。
- 利用条件の制約:
- 金融機関によっては、利用できる地域や物件に制約があります。また、利用者の健康状態や年齢も審査の対象となります。
- 家族への影響:
- 自宅を担保にするため、相続時に家族が自宅を相続できない場合があります。家族との事前の話し合いが必要です。