遺産の分割は、被相続人が遺した財産を相続人の間で分ける手続きのことを指します。遺産分割の方法や手続きは、日本の民法に基づいて行われ、遺産分割協議を通じて相続人全員が合意することが基本です。以下に、遺産分割に関する詳細を説明します。
遺産分割の手続きの流れ
1. 遺言の有無の確認
- 被相続人が遺言書を残している場合、基本的に遺言書の内容に従います。
(ただし、遺留分を侵害している場合は、相続人が遺留分侵害額請求をすることができます。)
2. 相続人の確定
- 被相続人の戸籍謄本などを確認し、法定相続人を確定します。
3. 遺産の調査と確定
- 被相続人の財産(プラスの財産とマイナスの財産)をすべて洗い出し、遺産の全体像を把握します。
- プラスの財産:不動産、預貯金、有価証券、動産(車、貴金属など)
- マイナスの財産:借金、未払い金、税金の未納分など
4. 遺産分割協議
- 相続人全員で協議を行い、遺産の分け方を決定します。
- 全員の同意が必要であり、一人でも反対すると協議は成立しません。
5. 遺産分割協議書の作成
- 協議の結果を文書化し、全員が署名・押印します。
- 遺産分割協議書がないと、不動産の名義変更や預貯金の解約手続きができない場合があります。
6. 財産の分配
- 協議書に基づき、遺産の分配を実施します。不動産の登記変更や預貯金の解約手続きが必要です。
