≪売主に売却理由を聞いておこう≫
買うほうにとっては、なぜ売りに出されたのか、売却理由も気になります。
不動産会社に案内してもらって住戸を見学する際に不動産会社の担当者を通じて売却理由と物件に不満があったり、何らかのトラブルがなかったか等を聞いてもらいましょう。
転勤や親の介護のためなど、明快な理由が挙げられたら、まずトラブルの可能性は少ないと思われます。
逆に、はっきりしない理由の場合は、トラブルとまでいかなくても、そのマンションに何らかの不満がある可能性も。
また、上の階や隣の住戸に住む人が、どんな人なのか、小さな子供がいて、音がうるさくないか等といったことも聞いてみましょう。
これから買おうとしている人にとっては切実な問題ですので、売主も正直に答えてくれるのではないでしょうか。
≪売り急いでいるか、そうでもないか≫
住み替えで買う物件が決まっていたりすれば、売り急いでいる場合もあります。
その他の事情でも、いつまでに売ろうとしているのか聞いてみましょう。
それによって値引き交渉の可能性も見えてきますが、その場で交渉をするのはマナーに反します。
値引き交渉に関しては、購入申込書に希望の購入価格や条件を記載して、売主に対して購入の意思を示すと同時に値引き交渉をするという流れです。
不動産会社の営業担当者に売主側の事情を聞きながら、値引き交渉をすすめるとよいでしょう。
ただし、売り急いでいる理由がトラブル絡みの場合もありますので、くれぐれも注意をしましょう。