良質な中古マンションを見分けるには⑦

≪マンションの管理がきちんとされているかチェックしよう≫
管理の善し悪しは住み心地に直結します。
 共用部分の日常的な清掃や点検を通して、マンションの美観や安全を守り、居住者間や外部とのトラブルに対応するなど、生活に密着した活動をすることを管理といいます。
 マンションはさまざまな人が集まって同じ建物で生活するので、共同のルール(管理規約)を作り、きちんと管理をしなければ快適な生活はできません。
 管理の実務を行うのは管理組合から委託された管理会社ですが、管理の主体はあくまで管理組合であり、それを構成する区分所有者全員なのです。

居住者が高い意識を持っているマンションなら、住み心地が良いはずです。

マンション善し悪しはマンションの見た目にはっきりと表れます。
 マンションを見た時に良くも悪くも、何かしらなんとなく感じるものがあります。「築20年を超えているのに、綺麗なマンション。住んでいる人も挨拶をしてくるし、いい感じ」などという印象を持つ時は管理が良いし、良質なコミュニティが形成されているものです。
 逆に「なんだか薄汚れた感じ。エントランスに煙草の吸殻が落ちているし」などと明らかに、あまり管理が良くないケースもあります。
 エントランスなどにある掲示板もよく見ておきましょう。そんなところにも管理やコミュニティの善し悪しが表れているものです。

≪管理規約の知りたいことを聞いておこう≫
 ペットを飼うことが出来るか、フローリングへのリフォームは可能か、騒音規制や事務所・店舗規制はあるか、自分が知りたい管理規約の内容を確認しておきましょう。
 不動産会社を通して管理会社に聞いてもらったり、管理規約を見せてもらってもよいでしょう。